菜の花いちめんの春彼岸でした。
春を迎えた暖かい日差しのなか、たくさんのお参りをいただき、ありがとうございました。
あちらの世界「彼岸」とこちらの世界「此岸」が、一番近くなる彼岸の一週間。
お墓参りをしながら、
亡くなった人たちを身近に感じ、改めて今ある自分とむかい合う、とても大切な一週間でした。
2020年3月30日
2020年3月23日
2020年2月3日
2020年2月3日
2020年1月10日
2020年1月1日
2019年12月31日
2019年11月28日
倉敷市でおこなわれた中国ブロック奉詠舞山陽大会に参加しました。
推古三年(六〇四年)聖徳太子の定められた一七条憲法の第二条の条文です。
『仏』とは仏さまの命の尊さを、
『法』とは仏さまの説かれた教えの尊さを、
『僧』とは仏さまの説かれた教えを、社会の中で身を以て実践されている人々の尊さ
を意味しています。
この三宝和讃には、聖徳太子の定められて条文の言葉に重ねながら、
お大師様の、全てを包み込む優しさとおおらかさに満ちた教えが込められています。
仏さまの教えに出会い、御詠歌に出会い、そして大会に出られましたことを感謝し、心をひとつに、お唱えしました。
名前が読み上げられた時には、茫然としてしまいました。
思いもかけない大きなプレゼントでした。
原田淨覚先生のご指導の賜物でもあり、皆様一人一人の精進の賜物でした。
そして、大会には出られなかった、いつも一緒に研鑽を積んでいる皆様とともに
頂いた賞だと思っています。
ありがとうございました。
深いご縁によって結ばれた秋穂支部の皆様とともに、これからも御詠歌の道を歩んでまいります。
2019年11月27日
御詠歌の起源は「巡礼歌」にあるといわれています。
仏教の教えを和歌や韻文に日本古来の音楽の節を付けてお唱えします。
金剛流御詠歌秋穂支部では、原田淨覚先生のご指導のもと、月2回精進を重ねています。
ふたじま祭り(10月27日)、あいお祭り(11月3日)で奉詠させていただきました。
秋穂八十八ヶ所霊場のある秋穂。
どこのお宅にも 「おばあちゃんが使っていたのよ。」と鈴鉦(御詠歌をお唱えするときにつかう法具)がある土地柄です。
秋穂八十八ヶ所の御詠歌
有難たや 秋穂の里の 津々浦に 大師はいまだ おわしますなる
日々の暮らしの中に 御詠歌があることを幸せに感じています。
仏教の教えが、お大師様のお導きが、優しく心に沁みこんできます。
仏教に出会えてよかった、御詠歌に出会えてよかったとの思いが伝わる皆様のお唱えでした。
2019年10月2日
お彼岸がくると必ず花咲く彼岸花。
仏教の経典に「天上の花」「赤い花」として記されています。
めでたいこととして付けられた呼び名が曼殊沙華。
人々の悲しみを受け止め、その悲しみを乗り越える力を与える彼岸花です。
位牌・納骨堂である霊明殿に、皆様の手作りのおはぎをお供えしました。
お彼岸の期間、たくさんの方がお参りになられ、おはぎをお持ち帰りになられました。
ご先祖様を敬うお気持ちに満ちていました。
彼岸花に魅せられながらも、秋のお彼岸は、何かもの悲しい、寂しい気持ちもします。
花が咲いているときに葉はなく、葉は、花が咲き終わったあと地面から直接生えてくる、なんとも不思議な彼岸花。
来年のお彼岸には、必ず約束を果たすかのように、花咲かせてくれます。
10月は、ドングリの季節。
ドングリでいっぱいのお山に、近くの幼稚園、小学校、中学校の生徒たちが来てくれます。
子供達の声が響くお山、賑やかですよ。